認定こども園設計、幼稚園設計、
保育園設計などの園舎設計
幼児期の外遊びは、子どもの身体の発育を促すとともに、豊かな感性を育む大切な時間です。
広い園庭には既成の遊具は設置していません。天然芝張りの原っぱや、築山、ビオトープ、
植物などの自然はここでは遊具であり、これらと一体的に利用できる園舎を目指し、木造平屋として計画しました。
北陸特有の秋から冬にかけて降水・降雪量が多くなる時期は、大屋根の半屋外デッキテラスで遊んだり、
玄関から保育室にいたる廊下の窓からは、中庭ビオトープの四季折々の自然の移り変わりをじっくり観察することができます。
また、廊下や遊戯室、屋外デッキの天井は、特徴的な木架構が広がり、自然素材の木材を身近に感じることができます。
この園舎で過ごし、自然とふれ合い、遊びを通して様々な発見や体験をしながら、子どもの成長を育む園舎です。
ウッドデザイン賞とは
私たちは、木を使うことによって、社会課題の解決を目指す活動を、「ウッドデザイン」と定義しています。
SDGsやカーボンニュートラルへの取組が必須となっている今、森林や木材の利活用がクローズアップされています。
木を活かして、新たな時代の価値をデザインする。「ウッドデザイン賞」は、木の良さや価値を、
デザインの力で再構築することを目的として、優れた建築・空間や製品、活動や仕組み、研究等を募集・評価し、表彰する顕彰制度です。
施設概要
施設名 : 福島こども園(幼保連携型認定こども園)
延床面積: 1,024.68㎡
所在地 : 石川県能美市
構 造 : 木造平屋建て
定 員 : 236名
竣 工 : 2022年3月