こども園
錦ケ丘プラス

建物配置はこれまで、子どもたちの足腰を鍛え続けてきた築山を維持できるよう、
既存の園舎と同じ位置にL型の建物を計画しました。

また、子どもたちが木陰で伸び伸び遊べるよう中央の樹木と０・１歳保育室前のちびっこ庭にあるイチョウの木は現存できる配置としています。

正門から近い位置に未満児クラス、中央に調理室・ランチホール、奥に以上児クラスを配置しています。
廊下には大きなガラス窓を設け、回転窯や作業カウンターが見えるよう、厨房の床を４５ｃｍ下げて設計しています。
事務室が別棟にある為、中央部に職員作業スペースを設けました。
０歳の畳スペースは天井を低くし、寝ていることが多い子どもたちでも安心して過ごせる空間としています。

「子どもたちが落ち着いて生活できる趣のあるレトロな空間づくり」を念頭に色あい、照明の明るさを控えめにし、ワントーン抑えた色彩・照明計画としました。
内装の床・腰壁には国産のひのきを採用し手触り足触りのよい仕上げとしています。
園庭と園舎をつなぐ中間領域のエントランスは軒を深くし、要所に縦格子のルーバーを設け、半屋外空間のもと園庭での活発な動きとは違う遊びが展開できるような空間としています。