びわこ
文化公園
公園施設

滋賀県大津市にある「びわこ文化公園」。

約43haにおよぶ豊かな自然に囲まれた都市公園であり、敷地の中には県立美術館や県立図書館・埋蔵文化財センター・本格的な茶室など文化施設や芝生広場・子供遊具など憩いの施設がそろっている、市民に愛されている公園です。

その公園のPark-PFI事業の一環として、大屋根の休憩所「ノマドルーフ」・公衆便所「インクルーシブトイレ」・休憩ベンチ「ワーケーションベンチ」・「スライドベンチ」を整備しました。
整備コンセプトは「性別・年齢・価値観の違いにとらわれず、それぞれを受け入れあい、思い思いの時間を過ごせる場所」とし、多様性を受け入れあえる公園を目指しています。

「ノマドルーフ」は公園の自然になじむ有機的な形状をした大屋根で、舗装仕上と人工芝仕上の部分があり、利用者がおもいおもいの時間を過ごせる日よけ屋根となっています。

「インクルーシブトイレ」は、１ブースの中に大便器・小便器・幼児便器・幼児椅子・オストメイト設備・多機能ベッド・着替えステップと多機能にそろっており、性別によって分けない事でどんな来園者にとっても気兼ねなく利用できるトイレとしています。
CLT構造の木を活かし、温かみのあるトイレになっています。

「ワーケーションベンチ」は屋根・デスク付きのベンチになっており、豊かな自然に囲まれながら好きなように仕事や読書、趣味等ができる贅沢な場所となっています。
こちらもCLT構造でつくっており、木仕上が公園の自然になじんでいます。

「スライドベンチ」は板材をスライドして重ねたようにデザインし、段差のある形にしています。
その段差をテーブルにしたり、まくらにしたり、子どもと大人で目線の合うような段差ベンチにして使ったり、おもいおもいに利用して頂いています。