青空保育園

熊本県のほぼ中央に位置する下益城郡美里町の緑豊かな山間部の集落に建つ青空保育園。
定員は60名、木造平屋建ての保育園。

建設地は保育園の第二グラウンドとして使用していた土地と隣地の高低差のある畑２面を活用し計画した。
「つなぐ・つどう」をコンセプトに、広大な敷地の中央に園舎、東側に運動会のできるかけっこトラック、
北側に遊具のあるちびっこ庭、南・西側に築山・トンネル、あおぞらファームがあり、遊び場に囲まれる園舎となっている。
各遊び場をつなぎ、中央の園舎につどう配置としている。

園舎内はサンガホール（サンガとは“育ちあう仲間の集まり”）と仏間を中央に保育室、事務室、調理室で囲む配置としている。
サンガホールは調理室とつなぎ、こどもたちがつどい給食を頬張る。敷地上段に以上児保育室を設け、
サンガホールと絵本の階段でつないでいる。絵本の階段には小スペースがあり、こどもたちがつどい絵本を楽しむ。
サンガホールから見える本棚は絵本の表紙が見える。こどもたちが、保育者が、親子がつどい、会話・交流をつなぐスペースとなっている。

園舎と遊び場の間には回廊縁側を設け、保育室・サンガホールと遊び場をつなぐ。半屋外の回廊縁側は遊び場で汗をかき、お茶を飲みにつどうスペースとしても活躍している。