キッズたいよう
保育園

敷地は沖縄県先島諸島の宮古島市街地の高台西側斜面下にあり、東側を市営馬場団地に隣接する保育園。

敷地東西方向1.5層分の高低差を活かし、玄関ホールを滑台や滑棒等を立体的に配置し回遊性を持たせる計画とした。
階段を駆け上がりルーバーの隠れ家や、滑棒を下り半地下のような場所（DEN）で絵本を読んだり、お話しもできる場としている。

建物の中心に『中庭（たいようの庭）』を配置することで、『光』と『風』を建物いっぱいに取り込めるような計画としている。
そして、太陽の周りを月が廻るように、中庭の周りに『月形のハイサイドライト』を設けた部屋をぐるりと配置した。

中庭と一体感のある絵本コーナーと回廊を設けることで、園児がいつでも楽しく走り回り、明るい窓下で絵本を読めるスペースとしている。
中庭では、晴れた日の風が抜ける中庭でランチを楽しんだり、お誕生日会のためのデッキステージを回廊からも楽しめるよう連続した窓を配置している。

比較的暗くなりがちな園児便所にもハイサイドライトを設け、明るく風通しの良い空間とした。