廊下・ホール    リフォーム

  • # 認定こども園

施設名 : 認定こども園あけぼの東幼稚園(幼保連携型認定こども園)
延床面積: リフォーム床面積 64.68
所在地 : 埼玉県久喜市
構 造 : RC
定 員 :  261
竣 工 : 20214

施設名 : 認定こども園あけぼの東幼稚園(幼保連携型認定こども園)
延床面積: リフォーム床面積 64.68
所在地 : 埼玉県久喜市
構 造 : RC
定 員 :  261
竣 工 : 20214

埼玉県久喜市に所在している認定こども園あけぼの東幼稚園は、保育部の廊下エリアを「小さいこども達の為に遊べる要素を取り入れた空間つくりをしたい」とご相談を頂きました。

既存の廊下は、建築基準以上の幅員幅があった為、規定の幅を満たし余裕がある範囲で全長17mの廊下に、柱スパンのブロックごとに変化をもたせた6つのポケットコーナーで変化をもたらすように「あけぼの東リトルキッズガーデンストリート」として提案しました。

園長先生のご意向を伺い、プランニングは「未満児の運動能力の発育に寄与するプラン」を考えました。
コーナーの1つ目は、未満児がハイハイ出来るように緩やかな登り、下りが出来る丘を用意。丘を登った平場にはマグネットボード遊びが出来る空間をつくり、登る状況をつくるように準備しました。2つ目は、ひと休み出来るベンチの空間。
3つ目は、緩やかな丘と対比して、こどものステップアップが出来るように傾斜のきつい丘をつくりました。

廊下の中心に、アクセントとなるシンボルツリーもあります。傾斜のきつい丘からすべり台をおりれば、4つ目のボールプールにダイブ出来ます。ボールプールのスペースはすべり台からおりてきた衝撃を吸収できるようにクッション性のある囲いを造作しました。

5つ目は、木の温かみがある木製で四角い「囲いの間」をつくり、こどもの目線からは少し隠れられる、こどもサイズのアールの開口部から出たり入ったり。ちょっとわくわくするような空間をつくりました。
6つ目は、大好きな絵本が手に取れて見られるライブラリーコーナーを設置しています。このライブラリーコーナーの対面には、2階への階段があり、階段をイスの代わりに絵本の読み聞かせが出来る空間にもなります。小さなこどもの目線に近い床は、色で五感の刺激をもたらすようにカラフルな虹を施し、矢印にかたどりした床材を貼りました。この矢印を使って、こども達に進め止まれの遊びも出来るように施しています。

園長先生は「はじめに職員たちで、ケガする要素があるかを確認する。それからこども達を遊ばせる。ここで遊ぶ時はこども達だけにはしない。」と廊下の使い勝手を徹底されておりました。急斜面の丘は、遊び方によってはケガにつながる可能性があるので、使い方のボーダーラインは実際に使う側の園の考え方で決まってくるものも多く、こちらの実例は、施主の理解あってのデザインと言えます。

また、幼稚園で保護者説明会等を行う遊戯室に向かう途中に、この空間は必ず目に入ってくるため、これから通うこどもにも保護者の皆様にもひと目見て「楽しい空間」とわかるようにデザインしています。

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