名倉みふね幼稚園

楽しむ事を大切にした「文武両道」教育で長く地域に愛されてきた幼稚園（こども園）の建て替えを行うにあたり、住宅密集地であり広くない敷地面積のなかに、少しでも広くこども達が走り廻れる運動空間の確保を主眼に置き、園児にも保護者にも職員にも地域の方々にも愛され、在園中だけでなく卒園後もいつまでもこども達の心のよりどころとなれるような温かい園舎づくりを主なテーマとして取り組みました。

主に３階建＋４階屋上園庭のこの園舎は、各フロアを少しづつずらして配置する事で、地上の園庭面積を確保しつつ屋上にも広い園庭空間を設ける工夫をしています。

屋上園庭はスポーツ天国です。砂入り人工芝で覆われた空中の運動グランドは、フットサルコートをとれる広さを確保している為サッカー教室をはじめ、ミニバスケット、プールなど様々に利用・利用予定です。

広々とした屋内ホールと３階屋上園庭が一体となった交流フロアでは、入学式や発表会などの催事はもちろん、ダンス教室 などの運動活動もさかんに行われ、こども達が元気よく体を動かしています。

園舎内に散りばめられたこどもの秘密基地では毎日たのしげなこども会議が開かれています。
みんな自分のお気に入りの場所を見つけて過ごしています。

外観はこども達の可能性を広げるという園の教育理念を体現した大きな船が波に乗る姿をイメージしたデザインで、この船に日々包まれながらこども達は胸を熱くする体験に溢れた航海へ旅立っていきます。