たんぽぽ保育園

1980年（昭和55年）に開園し、今年で41年を迎える歴史ある保育園である。

エイサーなどの伝統芸能が盛んなまち沖縄市にあるこの土地は閑静な住宅街にあり、西側には公園が隣接している。
園庭には大きながじゅまるの木をはじめとした樹木が生い茂り、こどもたちは木登り、虫取りなど自然のなかでのびのびと遊んでいる。

園庭で元気いっぱいに遊び、自然を愛する心を育むという園の保育理念を取り込むよう設計を進めた。
日当たりのよい南側の園庭に面して広々としたデッキテラスを設けており、一年を通して温暖な気候の沖縄で外遊びを楽しめるよう意識した。

園庭は芝生以外に土のままのスペースをあえて設けることにより、子どもたちはどろんこ遊びを楽しみ、裸足でかけまわっている。
また、デッキテラスの上部には開閉式の大きな日除けタープを設置しており、夏の強い日差しから子供たちを守ってくれる。

保育室の天井は最高4.3ｍの片流れ天井となっており、ハイサイド窓がある。壁には木材を多用しており、自然を感じ、明るく広々とした空間となっている。