認定こども園設計、幼稚園設計、
保育園設計などの園舎設計
施設名 : 認定こども園 森のくまさん
(幼保連携型認定こども園)
敷地面積: 2,932.95㎡(新園舎のみ)
延床面積: 556.48㎡(新園舎のみ)
所在地 : 宮城県登米市
構 造 : 木造平屋建て
定 員 : 87名
(既存園舎と新園舎とで幼保連携型認定こども園 定員140名)
竣 工 : 2021年3月
施設名 : 認定こども園 森のくまさん
(幼保連携型認定こども園)
敷地面積: 2,932.95㎡(新園舎のみ)
延床面積: 556.48㎡(新園舎のみ)
所在地 : 宮城県登米市
構 造 : 木造平屋建て
定 員 : 87名
(既存園舎と新園舎とで幼保連携型認定こども園 定員140名)
竣 工 : 2021年3月
園舎の北側には栗駒山、近隣の伊豆沼には越冬に渡り鳥がやってくる宮城県登米市の自然に恵まれた雄大な田園地帯にたたずむ、みんなの「大きくて温かな家」。
地域の幼稚園が閉園する事を受け、定員を90人から140人に増やし「幼保連携型認定こども園森のくまさん」として開園するべく、既存園舎裏の田んぼを造成、高年齢(3-5歳)児棟「しろくまハウス」を建設することとした。
屋根形状は北に位置する栗駒山のなだらかな尾根をイメージした緩勾配の切妻屋根とし、大きな一つ屋根で施設全体を包み込んだ。東側は6尺の跳ね出し屋根を伸ばし室内外の空間を繋ぐ中間領域とした。
施設の東側には大きな天窓を持った保育室を雁行させ、施設の中心には様々な交流や活動が期待されるシンボル空間としてホールを配置した。ホールの天井にはトップライトと照明をランダムに配置し木漏れ日を表現している。
夕暮れ時にはトップライトからの光の色が様々変化するよう演出している。大空間を実現した合成梁を支える柱は樹形の組み柱とし森の木立を表現している。
ホールの一角に設けたこども達の絵本スペースは、地域の人がふらりと立ち寄れるcafeスペースでもあり、保護者も気軽に育児相談が行える場でもある。
こども達が建物のどこにいても周辺の田園風景を眺望することができるように開口部を設定し、季節の移ろいを感じる仕掛けとしている。
夜間は明かりが少ない田園地帯の中にあって、地域の子育ての灯として園舎全体を温かな光で満たしお迎えにくる保護者を照らす。
ホールの大きな窓からは稲が育つ様子が一望できる。大きくて温かな園舎の中で稲穂と地域住民に見守られながら、こども達は日々大らかに成長していく。