大山西町保育園

板橋区の公募で実現した新築、木造2階建ての保育園。
コンセプトは、「Friendly～やさしいをかたちに～」。子どもに、保護者に、職員に、地域にやさしい保育園を目指した。
　子どもたちをやさしく包む込む保育園
　保護者を温かく迎え入れ、和み癒される園
　やさしく地域の皆さまに開かれた、親しみを感じる保育園
　働く職員のワークライフバランスを考え、充実した毎日を送ることができる保育園　を目指して設計した。

天井の高い遊戯室は日当たり良好で、明るい室内がこどもたちの遊びをさらに活性化する。太陽の光、やさしい風をいっぱいうけられる配置計画。
南側から採光を取り入れるだけでなく、玄関を上から覗ける窓のついた図書コーナーはオープンな共有スペース。決して広々とはいえないベンチは、園児が譲り合わなければ座れない。ここでは子どもたち同士のやさしさをはぐくむ。

階段幅は２ｍ以上。段差は緩やかにし、こどもたちがゆっくり上ることを意識した。階段横の窓からは、隣接する公園の豊かな自然な景色が目に飛び込んでくる。

一階、建物手前に子育て支援室配置。地域の人々がちょっと立ち寄れる場所。「こまった時はここにおいで」「卒園しても遊びにおいで」
厨房につながる窓を設置したため、ゆくゆくは親子のためのカフェを開設したいと園の先生方が計画している。
この場所は園庭にもつながる全面開放可能なガラス扉を設けており、だれでもウェルカムな開かれた部屋として使用することも可能とした。