施 設 名 | : | 北京四合院幼稚園 (設計提案) |
所 在 地 | : | 中国北京市 |
提 案 | : | 2022年 |
施 設 名 | : | 北京四合院幼稚園 (設計提案) |
所 在 地 | : | 中国北京市 |
提 案 | : | 2022年 |
■コンセプト
The Street(街道)×The Third Place(第三空間)
■キーワード
交流の中で生活し、人と触れ合う。
水・緑・文化・科学・個性、そして集団性。
多様で豊かな空間の中で、身体を使って感じ、学ぶ。
子どもたちが心身ともに健やかに成長できることを願って。
部屋を独立した「島」と見なし、幼稚園全体をひとつの「街区」としてデザインしました。
空間は「自分の領域」と「みんなの領域」に分けられています。
地下空間の利用においては、できる限り全体の開放感と広がりを確保し、圧迫感を感じさせないようにし、空間の高さを活かしながら、曲線的なデザインを取り入れることで、動線をスムーズかつ柔らかくし、明るい色彩を組み合わせることで、視覚的により軽やかな雰囲気を演出します
。色のコントラストを活かしながらも、空間全体の調和を保ちます。
教員のオフィスエリアは、従来のオフィスとは異なり、新しいワークスタイルのコンセプトを取り入れ、執務・会議・休憩が共存する空間とします。
ソフト素材や色彩を取り入れることで、堅苦しく厳格な印象を払拭し、より快適な環境を提供します。
子どもたちが使用する空間については、「子どもたちの個性を尊重する」という理念のもと、できる限り自由なスペースを確保します。遊具は提供しますが、遊び方には制限を設けず、自由な発想で遊び、創造や革新の楽しさを体験できるようにします。
また、空間の区分も明確に分けるのではなく、柔軟に活用できるようにします。ただし、地上階と地下1階の距離が長いため、中間階は主に幼児クラス向けのスペースとしますが、それに限定することはありません。
多目的ホールや各種アート教室についても、それぞれの用途に応じた機能を備えつつ、安全に遊べる空間とします。子どもたちは自由に走り回ったり、跳ねたり、友達と遊んだり、一人で静かに過ごしたりと、多様な過ごし方ができる環境を整えます。