Project02 滋賀県営都市公園
びわこ文化公園

滋賀県営都市公園びわこ文化公園は、昭和54年に策定された「びわこ文化公園都市構想」の「芸術、教養の文化クラスター」に位置付けられ、滋賀県を代表する芸術、教養の文化施設群を都市公園内に配置した総合公園です。

県民が自然と文化を実感できる緑の拠点として、豊かな里山の自然林、美術館、図書館などの施設、日本庭園や茶室などが県の文化施設と一体的に整備されています。瀬田丘陵の雑木林を核とした緑の保全・回復を図るとともに、豊かな自然を活かした自然とのふれあいの場として、里山保全活動の実施にも取り組んでいます。

公園・施設名
滋賀県営都市公園びわこ文化公園
https://www.seibu-la.co.jp/park/biwakobunka/
カフェ ボロンタ
https://www.seibu-la.co.jp/park/cafevolonta/
所在地
〒520-2122 滋賀県大津市瀬田南大萱町1740-1
指定管理者
びわこ文化公園ゆうゆうパートナーズ(びわこ文化公園指定管理者)
構成企業:西武造園株式会社
https://www.seibu-la.co.jp
構成企業:株式会社時設計
https://tokisekkei.co.jp
担当事業部分
  • カフェボロンタに関するコンセプトメイク
  • 設計監理・企画・映像制作・運営・維持管理等への助言
  • 文化公園内のトイレ・ベンチ等の設計監理・企画・運営・維持管理等への助言
Concept

多様な公園をつくりたい。まず私たちの想いはそれであった。

多様な公園。

それは、自然、植物が多様であること。
文化、またその施設が多様であること。
楽しみ方が、寛ぎ方が多様であること。
遊びに来る人々が、出会いが、うまれる会話が多様であること。
景色が多様であること。
感受できる心、行と帰りの心の違いが多様にうまれること。
行きたい目的が多様にあること。
そこから見上げた空模様が多様に感じられること。
それぞれが少しだけ多様でマイノリティであることを知ること。
マイノリティに寛容で優しいネットワークがあること。
心と体が安心できる空間であるということ。

私たちは、多様で寛容な様々な仕掛け、仕組み。
それを一つ一つ考えました。


ジェンダー、各感覚機能、ジェネレーション、カルチャー、シチュエーション、
それらのギャップを越え素直な心の視点で楽しむこと。
それは、
主客未分、主体と客体がそれぞれの輪郭を緩やかにぼかし、繋いでいけるのではないか。
おのおのが一滴の絵具を垂らし、そしてそれがじわじわと滲んでいき、1つのアートが生まれるように。
そして、
異なる属性の人々が関わるコラボレーション、そこから生まれる想像やコミュニケーションが
インクルージョンの考えを育み、公園が、地域の人々のサードプレイスとセーフティーネットとなる。
公共である公園が、異なることに敬意を持ち多様性を受け入れ
多様性から学ぶ「差異」を価値に変え、継続的に柔軟に変化し続ける
こと
この公園が1摘の絵具となり、
公園の内と外、地域社会に様々な波及効果、文化の交流をもたらすこと


私たちはそんな公園を目指します。

カフェボロンタについて

イタリア語の「Volonta(ボロンタ)」とは英語で「will, intention, wish」。
日本語で「好きなように、思いのとおりの」等のニュアンスを持ち合わせる言葉です。
それぞれの「will」それぞれの「wish」。それぞれの「思い」を持って人々がやってくる。 みんなのそれぞれのちょっと先の時間に「いろどり」を。「おいしい」幸せを。「弾む」会話を。穏やかな「ワクワク」を。
お店を見渡せば心弾む「彩(いろどり)」が壁から壁を軽やかに駆け回る。聞こえてくるのは「カプリッチョ」。
はたまたそれは「ラプソディー」。「ボロロン…ボロン…」ボロンタの音。大好きなひとと、大好きな本と、大好きな景色と、美味しい食事。
自分だけの「volonta(ボロンタ)」な時間を過ごしませんか?

Park-PFI特定公園施設の整備

ビオトープ池周辺整備

龍谷大学社会学部元教授、任意団体「森の風音」代表である金子龍太郎先生に監修を頂き、希少な動植物の棲み処であるビオトープ池の周辺にウッドデッキやベンチを整備しました。
この絵画の様に澄み渡った美しい環境は「森の風音」を中心としたボランティアにより維持されています。

大屋根「ノマドルーフ」と原っぱのベンチ

少し不順だった春が終わり、新緑の芽吹きと共に公園の季節がやってきました。親子連れに人気のエリア「わんぱく原っぱ」。
原っぱに点在する木製CLTベンチや大屋根の下で思い思いに過ごす家族の姿が戻ってきました。

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