認定こども園設計、幼稚園設計、
保育園設計などの園舎設計
■ 今年の6~7月にアメリカで木材価格が暴落、高値の半額以下となった。
しかし、アメリカでは依然住宅着工件数が一時下がったものの、需要は上向き予想
■ 日本への影響は数か月遅れてくるとの予想だが、しばらくは価格高騰の期間が続く予想
木材生産は長期的な計画で生産されており、急な供給が不可能なため先の見通しがまだまだ不透明
■ 木造園舎や内装木材価格の現状
弊社で設計している新規の木造園舎の価格は同じように高騰しており、鉄骨鋼造に変更をする案もあります。
最近の入札物件では構造木材が入手困難なため、見積もりに前向きでない建設業者も出てきています。
2021年頭から木材の価格が高騰し、現在では昨年価格の5割増以上になっています。これを「第3次ウッドショック」と呼んでいます。
これまで木材の価格高騰は2回ありました。
■ 第1次ウッドショック
1992年頃 アメリカで環境問題での伐採規制、カナダで伐採調整で世界規模で価格急騰。
■ 第二次ウッドショック
2006年頃 新興国、中国での木材消費が拡大、インドネシアの伐採規制により世界的に供給不足となり価格が急騰
■ 第三次ウッドショック(今回)
2021年 年頭ごろから 理由は色々な条件が重なって起こったものと思われます。
需要 アメリカにおける住宅需要の拡大、中国の木材消費の拡大。海外の大量買い付けで価格が急騰
日本は品質、価格に厳しいため輸入量が増えず、国内産も価格が高騰
供給 コロナの影響で郊外への住宅需要の増
コロナによる工場稼働率低下、多数の森林火災
物流 コロナ禍による港のロックダウン、コンテナ不足、関税通過遅延
■ 国内需要
大手住宅メーカーは一早く大量調達をしており、影響が少ない企業もあるようです。
中小工務店は仕入れできず、工期の遅れや、未契約の物件が多くなっています。
木材価格、需要動向について詳しい統計資料は下記を参照 (一財)日本木材総合情報センター 出典
2021-7 木材価格、需要動向
製品卸売価格1
製材用素材価格1